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以前から何度かご注文を頂いているS様より、この度ペンダント制作のご依頼を頂きました。
内容は、S様がお母様から譲り受けたというプラチナリング(12.6g)を使って、お孫様お2人へ
お誕生記念のペンダントを1つづつ作って欲しいというお話しでした。
デザインは1つをクローバーに、もう一つは鳥のモチーフにしたいというご希望をお持ちでした。
また、そのデザインの中にお誕生石を留めてほしいという事です。
まずは、ラフ画を描きながらイメージを伺いました。
クローバーにはアメシスト、鳥さんにはルビーが留まります。
どのように留まったか、是非完成の画像を見て下さい。
【預かり時画像】
預かったプラチナのリング 12.6g 1本
2人のお孫さんにそれぞれ6.3gづつ分けて材料として使用し、
足りない分は新しい新材料を使います。
まずは材料取りです。
プラチナリングをバーナーで溶かして、1つのかたまりの状態にします。
そこから、丸いプレート状のものを2ヶ作り出します。
プレートが用意出来たら、次にクローバーと鳥の絵をそれぞれ描いて、
製品になるよう糸ノコで切り出していきます。
本体以外にもチェーンが通る部分を作り出したり、その他のパーツをすべて
用意します。
こちらは完成に近い画像ですが、
お石の留まる位置を決めたり、イニシャル彫りのバランスを
一緒に検討したりしました。
鳥さんがくわえる枝や葉の角度、チェーンが通るバチカンの位置も打ち合わせ。
【最終打ち合わせ時の画像】
途中確認はとても大事な作業です。
お客様とスタッフの頭の中のイメージの相違が無いかを
実際にカタチを見ながら確認していきます。
また、実際に見てみて加工の内容が少し変更になる事も
多いです。
クローバーにはお誕生石の他にダイヤが2pc留まります。
最終確認でダイヤをお留めする位置が変更になりました。
鳥さんのほうも、葉っぱの向きが下向きから上向きに変更になりました。
どちらもマット仕上げした中にイニシャルを彫る予定です。
しっかり打合せさせて頂いたので、お客様もスタッフも
心配なく完成を迎える事が出来ました。
【完成】
お孫様たちからすると、ひいおばぁちゃんの指輪から作られたペンダント。
ご家族皆様の愛情を感じられる特別なファーストジュエリーが完成致しました。
大きくなられて胸元に輝く日が楽しみですね。
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